海の近くであれこれと。ディスカバリー 写真家 森 時尚のブログです。千葉県の外房地域の九十九里浜の写真が主です。
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そして数日後。
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サンタを海に連れて行く道を探している途中で洪水で溜まった水の中で遊んでいる子供たちを見つけた。
すぐ近くに住む少年の友達のお母さんが
「危ないから出て来なさい」と言っている。
でも、こんな子供の笑顔が未来を救ってくれると思った。
僕は「汚い水だから怪我をするなよ」そう言った後に「冷たく無いか?」そう言った。
子供は「ぬるいよ。魚が居るんだよ。こんなんだよ!」そう言って手を50センチくらいに広げた。
後から来たお婆さんが「そんなか!穫ったら食べられるな。」そう言った。
それを聞いて、みんなが笑った。






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by ittemitaina | 2011-03-25 00:28 | Comments(0)
そして三日後、海へ行った。
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震災の日から行かれなかった海へ初めて行った。
途中で出会ったお爺さんの家は床上浸水だったそうだ・・・大変な事だ。
海はどうですか?行けますか?そう尋ねると
「海は良い凪だ。」そう応えてくれた。
大変な災害だったけれど海のせいにするわけでは無かった。
海が目の前にある生活は不安であったり幸せであったりするのでは無く
自然なのだと言う事のようだった。

海に行くと、とても穏やかだった。
いつもはゴミの目立つ砂浜も全て陸に津波で上がってしまったのか、とても奇麗だった。
お前達のゴミはお前達が始末しろと言っているのか?
いや、違う、そうでは無いとさっきのお爺さんが教えてくれたはずだ。






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by ittemitaina | 2011-03-25 00:19 | Comments(0)
次の次の日。祝杯。
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掃除が終わってから昼飯をみんなで食べて・・・
そのまま宴会に突入してしまった。
結局夜の12時まで呑んだ。
楽しかった。
本当に楽しかった。
誰も口にしなかったけれど無事で笑っていられて良かったと言っていたように感じる。
祝杯だった。






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by ittemitaina | 2011-03-25 00:09 | Comments(0)
次の次の日。掃除。
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津波で流されて来たゴミが道路や庭、下水道を覆い尽くしていた。
一人ではどこから手をつけて良いのか分からないような状況。
でも何の連絡が無くてもたくさんの人が朝から外に出て掃除や修理を始めた。
活気に満ちて始まった、洪水の後始末だった。
僕は下水道の掃除をした。
深さは1.5メートルくらいあり普段なら底が見えそうな下水道も今は道路に水が溢れ
どこが下水道なのか棒でつつかないと分からない。
生活雑廃も混ざったその水は醜く汚い。
でも水の上に50センチくらいの高さまで積もったゴミは今取らなければ詰まってしまう。
おばさん達ばかりの掃除軍団は大変でも明るくおばさんらしく笑いながら
昼まで掃除をしてどうにか奇麗にした。
この人達の元気がイッパイに感じられて
腰も痛くなるような作業が楽しかった。
この明るさこそが困難に打ち勝つ原動力なのだと思った。
ありがたい時間だった。






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by ittemitaina | 2011-03-25 00:04 | Comments(0)
次の日。周囲を見に行って。4
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近所のオジサンが僕を呼んでくれた。
「森さん、こっち、こっち。」
彼もまた、この景色を美しいを思っていたようだ。
「ここの家を買った時にさ、以前は裏が池だったって言われたんだけどね・・」
そんな言葉は信じられなかったが
こうして見ると、その景色が分かるんだよ。
そう言っているようだった。
僕はすでに「すごい、奇麗だ」と口から言葉が出ていた。






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by ittemitaina | 2011-03-24 23:53 | Comments(0)
次の日。周囲を見に行って。3
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あ!奇麗だ。
酷いという人も居るだろう。
でも、それが素直な僕の気持だった。
この時の僕には悲惨という言葉は無かった。






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by ittemitaina | 2011-03-24 23:47 | Comments(0)
次の日。周囲を見に行って。2
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家に戻ってから、子供たちを誘って洪水の様子を見に行った。
どう感じるかは分からない。
でも、どこかの記憶に残ってほしい。
そう思って子供たちを誘い出した。






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by ittemitaina | 2011-03-24 23:43 | Comments(0)
次の日。周囲を見に行って。
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家で一息ついたら周囲の状況が知りたくなってい家を出た。
我が家の敷地からおよそ10メートルくらいのところまで水は来ていたようだ。
凄い事になっている。
そんな悲惨な気持と同時にどこかで気持よく見えている自分が居る。
あんなに自分の家を心配していた癖に・・・
心のどこかが他人事のように洪水を見ていた。
自分の家で無ければそれで良いのか?
いや、全てが部落の大切な人達の家だ。
皆がどうしたものかと道路を見ている。
深いところでは膝まで水深がある。
でもカメラを持って来て
「写真、撮っても良いですか?」
そう尋ねたら皆が笑って
「おう撮ったら俺にもくれよ」
そう言ってくれた。
有り難い仲間達。






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by ittemitaina | 2011-03-24 23:40 | Comments(0)
次の日。我が部屋。
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家に入って、カセットコンロでお湯を沸かして家族でお茶を飲んだ。
温かいコーヒー、子供はココア。
幸せの時とはこんな時を言うのだと実感した。

その後、あの大きな揺れからそのままにして去った我が部屋に向かった。
僕がこの家の中で一番長く居る部屋。
まだ6年とちょっとの思い出だけれど6年の思い出が一番ある部屋。
家が無事なのだから問題は無いはずだけれどドキドキした。

明るい朝日が窓から降り注いでいた。






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by ittemitaina | 2011-03-24 22:57 | Comments(0)
次の日。祈りの先に。
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「たのむ。どうかそのままで居てほしい。」
祈るような気持、いや、祈っていた。

明るい日差しの中で何も無かったかのように我が家は建っていた。
「大丈夫。待っていたよ。」
そう言ってもらっているようだった。
外から玄関に入る時、玄関のドアに手を置いて
「ありがとう。」
そう言った。






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by ittemitaina | 2011-03-24 22:51 | Comments(0)